数年前家を出て一人東京で暮らす和馬は、
親が経営していた酒屋を継いだ兄、
弘文の元へ帰ってくる。
久々に訪れた実家は昔のままの懐かしさの中に、
確実に変わってしまったものがあった…
[ 主な受賞 ]
- 第13回田辺・弁慶映画祭
- TBSラジオ賞
- 第30回東京学生映画祭
- グランプリ
- 第11回下北沢映画祭
- 観客賞
- 門真国際映画祭2019
- 最優秀J:COM賞
最優秀主演男優賞・最優秀助演男優賞 ノミネート
[ 出 品 ]
- カナザワ映画祭2019
- 第5回 2019 富士 湖畔の映画祭
- 京都国際学生映画祭2019
- 第5回新人監督映画祭
- 第20回TAMA NEW WAVE ある視点 Vol.3
Comments
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生まれた場所は同じ筈なのに、やがて微妙に生きる環境が変わってくる兄弟の葛藤。そんな普遍的であって懐かしくもある物語を 真っ向勝負で挑んでいる姿勢に心打たれた。俳優たちと作り手の信頼、そういうものが、画面のあちこちから匂い立っていて清々 しい。 忘れていた何かを思い出させてくれる作品だ。
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芳醇な映画はシーンとシーンの変わり目にさまざまな感興が湧き出す。それは映画表現でなければできない技巧であって、この映画もそこに賭けている。酒屋の表で煙草をくゆらす静謐な兄弟のショットが反復されるが、その微差にさまざまな日々の闇も日溜まりも見えてくる。監督の据わった視座、清澄なキャメラ、藤原季節と長尾卓磨の自然な兄弟ぶり、全てが好ましい。
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卓磨と季節の表情がとても良くて、そこから感じることは生きることに大切なことだと思った。特にラストは必見!
CAST
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藤原 季節
Kisetsu Fujiwara
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長尾 卓磨
Takuma Nagao
藤城 長子
監督・脚本
白磯 大知
1996年東京都出身。
17歳から俳優活動を開始。役者業の一方独学で脚本を書き始める。
初監督作品「中村屋酒店の兄弟」
撮影 光岡兵庫 / 録音 小笹竜馬 /
照明 岩渕隆斗 小松慎吉 /
撮影助手 山田弘樹 森本悠太 斎藤愛斗
編集 キルゾ伊藤 白磯大知 /
制作 徳平弘一 長野隆太 光岡兵庫
樋井明日香 白磯大知
音楽
「とある兄弟」
SO-RI(響心SoundsorChestrA/総理)
ロケ地協力
中村屋酒店 清水宅
Special Thanks